堤幸彦作品と言えば『20世紀少年』の悪夢がありますが、今作は面白かったですよ。
原発テロの危険性を問題提起する作品なので、
原発反対色の強いイデオロギーが充満した作品になるかもと思っていましたが、
比較的公平な描き方をしていた事を評価したい。
(アンチを作らない商業的な目的でもあると思いますが・・)
多層化された登場人物の側面・内面も2時間15分でしっかり描かれており、話運び的にもほぼ満足でした。
ただ、この手の話はどうしても突っ込みどころ目につき易く、減点方式の見方だと楽しめないかもしれません。
犯行へ駆り立てた犯人の動機も微妙だし、ヘリを盗まれるセキュリティーの甘さや序盤の演出なども言いたいことは無い訳ではない。
(そして一番笑ったのが車を崖に落として自殺しようとする人間がしっかりシートベルトをしていたシーン・・そして減速しながらカーブを曲がって下っていく・・)
映画って減点形式よりも加点方式で観るほうが圧倒的に楽しめると思います。
私は20代中盤まで減点方式の見方しかできなかったので、当時の自分が観たら酷評していたかもしれません。
でもそんな事を言い出すと、結局楽しめなくなるんですよね。
映画が好きなのか嫌いなのかさえも分からなくなります。
悪い所は目を瞑り、良い所を評価する。寛容な精神が必要だと気付きました。
今回は何と言っても終盤にかけての映像表現でしょう。
これは迫力がありました。
こういった映像技術はハリウッドの足元にも及ばないと思っていましたが、日本映画頑張っているなと思わせる内容でした。
許すこと。
これって、恋愛や友人・職場の人などに対する人間関係にも言える事だと思います。
私もこの作品を持って『20世紀少年』という史上稀に見る駄作を作り上げた堤幸彦監督を許すことにしました。
そして身も蓋もない事を言ってしまえば、
このお話の主人公及び犯人は寛容な精神が足りなかったと思いますね。
いや、、面白かったですよ。本当に。
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原発テロの危険性を問題提起する作品なので、
原発反対色の強いイデオロギーが充満した作品になるかもと思っていましたが、
比較的公平な描き方をしていた事を評価したい。
(アンチを作らない商業的な目的でもあると思いますが・・)
多層化された登場人物の側面・内面も2時間15分でしっかり描かれており、話運び的にもほぼ満足でした。
ただ、この手の話はどうしても突っ込みどころ目につき易く、減点方式の見方だと楽しめないかもしれません。
犯行へ駆り立てた犯人の動機も微妙だし、ヘリを盗まれるセキュリティーの甘さや序盤の演出なども言いたいことは無い訳ではない。
(そして一番笑ったのが車を崖に落として自殺しようとする人間がしっかりシートベルトをしていたシーン・・そして減速しながらカーブを曲がって下っていく・・)
映画って減点形式よりも加点方式で観るほうが圧倒的に楽しめると思います。
私は20代中盤まで減点方式の見方しかできなかったので、当時の自分が観たら酷評していたかもしれません。
でもそんな事を言い出すと、結局楽しめなくなるんですよね。
映画が好きなのか嫌いなのかさえも分からなくなります。
悪い所は目を瞑り、良い所を評価する。寛容な精神が必要だと気付きました。
今回は何と言っても終盤にかけての映像表現でしょう。
これは迫力がありました。
こういった映像技術はハリウッドの足元にも及ばないと思っていましたが、日本映画頑張っているなと思わせる内容でした。
許すこと。
これって、恋愛や友人・職場の人などに対する人間関係にも言える事だと思います。
私もこの作品を持って『20世紀少年』という史上稀に見る駄作を作り上げた堤幸彦監督を許すことにしました。
そして身も蓋もない事を言ってしまえば、
このお話の主人公及び犯人は寛容な精神が足りなかったと思いますね。
いや、、面白かったですよ。本当に。
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