北風と偏西風

ウユニ湖には死ぬまでに行きたい今日この頃。 音楽・漫画・小説・映画・将棋・(妄想)旅行など。 将棋は振り飛車党になりたかったが、捌けないので右四間飛車を愛用中。 ※本ブログは気象情報をお伝えするブログでないです。紛らわしくてスミマセン。

邦楽

『JUST LIKE HONEY -ハチミツ 20th Anniversary Tribute-』:これは頂けない2

スピッツの出世作かつ大傑作『ハチミツ』がリリースされて20周年を記念したトリビュート作品。
一作のみをカバーした作品というのはなかなか珍しいのではないでしょうか。

どれを切ってもシングルに出来る程の良曲であり、今聴いても瑞々しさを保っている歴史的な名盤である。
初めて聴いた時は衝撃的でした。
ロックという概念が『ハチミツ』によって見事に変えられてしまいました。

私も以前はスピッツの名盤は通ぶって『名前をつけてやる』とか言っていたが、やはり『ハチミツ』を推したい。(次点に『さざなみCD』『三日月ロック』あたりかな)


さて本作『JUST LIKE HONEY -ハチミツ 20th Anniversary Tribute-』ですが、有名なアーティストはいるにはいるが、小粒感は否めない。
以前リリースされたトリビュート作品『一期一会』よりも明らかに劣る。

01. ハチミツ / 赤い公園
02. 涙がキラリ☆ / 10-FEET
03. 歩き出せ、クローバー / NICO Touches the Walls
04. ルナルナ / 鬼龍院翔(ゴールデンボンバー
05. 愛のことば / indigo la End
06. トンガリ'95 / LAMP IN TERREN
07. あじさい通り / クリープハイプ
08. ロビンソン / 9mm Parabellum Bullet
09. Y / GOOD ON THE REEL
10. グラスホッパー / ASIAN KUNG-FU GENERATION
11. 君と暮らせたら / 初恋の嵐 feat. 曽我部恵一
12. 俺のすべて / スコット・マーフィー


内容が良ければ問題ないが、私はイマイチ受け入れなかった。

意外にも鬼龍院翔(ゴールデンボンバー)「ルナルナ」が良かった。
LAMP IN TERRENというバンドの「トンガリ '95」もなかなかでした。
初恋の嵐 Feat. 曽我部恵一の「君と暮らせたら」も良い。

あとは正直微妙でした。
けど悪くない。
悪くないけど、、、
長く聴き続けるものではないです。


やっぱり原曲に勝るもの無し。


これを機にもっと若い世代のヒトに知ってほしいという願いのコンセプトであるなら、アリかなと思わなくはないが、スピッツという特異なバンドのカバーをするとこうなるのは容易に想像できてしまう。




JUST LIKE HONEY-「ハチミツ」20th Anniversary Tribute-
オムニバス
ユニバーサル ミュージック
2015-12-23









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『BABYMETAL』:ファーストにしてベスト5

アイドル音楽なんて今までPerfume以外聞かなかった自分が、
まさか自分がこんなにハマるとは・・

「ギミチョコ!!」「ド・キ・ド・キ☆モーニング」「Catch me if you can」「ヘドバンギャー!!」
 どれも、とにかく最高なんです。
SU-METALの歌唱力はなかなかのものだ。

アイドルソングでありながら、メタルに位置づけられる絶妙な立ち位置。

休みの日は一日中彼女たちの映像をYOUTUBEで見ていた時もあった。

海外の大型フェスで歌う姿、熱狂するオーディエンスに涙する。
内向きだったJ-POPカルチャーで、これ程までに受け入れられたアーティストがかつていただろうか。

凄い、凄いぞ! BABYMETAL!


え?
どんなにBABYMETALが素晴らしいかって?
ただのアイドルがメタルを歌わせているだけでしょ?・・・だと?

そういう事を言う方は
私がここで語るよりもAmazonのレビューを見たほうが早い。

絶賛のレビューの中でトップに君臨する、僕はダメかもしれないさんの「まったくオススメできません」と書かれた記事は是非読んで欲しい。

私が言いたいのはまさに、そんな感じ。

そしてYOUTUBEでBABYMETALを検索して適当に何本か鑑賞してほしい。
私がハマった理由が分かるはずだ。




BABYMETAL(通常盤)
BABYMETAL
トイズファクトリー
2014-02-26

 


因みに現時点で2ndアルバムもすでにリリースされているのでこちらもヘビロテで聴いているが、
やはりアイドル要素の強い1stの方が圧倒的に良い。

BABYMETALへの入り口はファーストにしてベストな『BABYMETAL』をお勧めする。


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『前前前世』3

RADWIMPSはすでに終わったバンドだと思っている。

前作、『×と◯と罪と』はイマ一つパッとしなくて、
『おかずのごはん』や『アルトコロニーの定理』の様に毎日繰り返し聴くことは無かった。

「会心の一撃」が良い曲だって?
良い曲なのは分かっている。

だけど圧倒的じゃない。

『アルトコロニーの定理』辺りまでは確実に他者を圧倒するパワーがあった。

彼らの魅力は何と言っても野田洋次郎の厨ニ的ではあるが愛や生命の根源的要素を哲学的に、恥ずかしげもなく前面に、むき出しで表現する所だと思う。
あの凄まじい衝動を体現するには彼らは大人になってしまったのだと思う。


そして、ボーカル野田洋次郎のソロデビュー、役者業への進出。
きわめつはドラムの長期離脱。

こうなってしまうとバンドとして舵取りが難しくなる。


『☓と◯と罪と』以降も新曲を発表していた様だが、熱心に聴くことはなかった。

そして久しぶりに発表された新作、映画『君の名は』の主題歌『前前前世』。
劇中音楽も全て担当という自身初の試み。

この大型タイアップのこの曲を初めて聴いたのは車の中のラジオだったが、その時は素晴らしいと思った。
ギターのリフがいかにもラッドらしくて僕等の好きなラッドが帰ってきたと思った。


だけど、何度も聴きこむとやっぱり飽きるんですよね。
キャッチーな曲ではあるが、深みはなく、アクもない。

恐らく作品の世界観を意識しての事だと思うが、淀みがない分、心に留まらない感じ。
この程度の曲なら、そこらのバンドでも出来る気がする。

先日のMステ出演時もたまたま観ることができたが、ここでも強いインパクトは残せなかったと思う。
地上波で歌い上げる曲は「おしゃかしゃま」であって欲しかった。






終わったバンドなどと冒頭で言ってしまったが、
誤解してほしくないのはラッドは今でも好きなバンドであることは変わりはない。

だけど普通の好きなバンドに成り下がってしまった感じ。

私はラッドの厨ニ臭いダサかっこいい曲をもっと聴きたい。


君の名は。(初回限定盤)(DVD付)
RADWIMPS
Universal Music =music=
2016-08-24





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