北風と偏西風

ウユニ湖には死ぬまでに行きたい今日この頃。 音楽・漫画・小説・映画・将棋・(妄想)旅行など。 将棋は振り飛車党になりたかったが、捌けないので右四間飛車を愛用中。 ※本ブログは気象情報をお伝えするブログでないです。紛らわしくてスミマセン。

『僕だけがいない街 8巻』:堂々の完結4

アニメの方を先に観てしまったので、原作の最終巻を放置していました。
アニメも良く出来ていたと思いましたが、やはりこの作品は何と言っても原作漫画でしょう。

映画版は観ていませんが、設定がかなり荒唐無稽過ぎるので実写だと少しシラケてしまいます。
それほどヒットしなかったのも納得です。

作品のキモはやはり”少年心”に火を付けるトコロ。
少年漫画的な面白さがあったと思います。
(そのせいか妻はイマイチだと言っていた・・)

この作品にイマイチ乗れなかったというヒトは「再上映(リバイバル)」というなぜ主人公に宿ってしまった特殊能力という存在を「ありえんやろ」と冷めた目で見ている人たちだと思います。

僕「すげー!カッケー!」

と30半ば過ぎにして感動を覚えました。


この能力を駆使して過去と現在を行き来して子供時代の事件を解決していくSF的サスペンス。
8巻という比較的コンパクトにまとめた話設定。
最終巻でタイトルの意味の回収。


近年ではまずまずの良作ではないでしょうか。









みんなフィクションに冷めすぎているだよ。







人気ブログランキングへ
 


 

『恋は雨上がりのように 5巻』4

相変わらず心情描写が見事です。
5巻は進展があるようで無いような、何かが動き出す序曲の様な感じ。

光を見つけたって、
誰しもが そこへ
向かっていけるとは
限らないよな・・・
この作品、唯一の悪役(?)として描かれていた加瀬くんの言葉。
重みがあります。

この作品のテーマは過去との決別、対峙だと思います。
あきらは陸上、近藤は文学


恋愛要素は過去との精算の過程で生まれた事象に過ぎません。

では加瀬くんはどうなのでしょうか。
自分は光に向かって突き進められないと悟った加瀬くんは一体何を精算しないといけないのか。

わたし、気になります。


l18694 (1)




《関連記事》

『恋は雨上がりのように 4巻』



 





人気ブログランキングへ
 

『中間管理録トネガワ 2〜3巻』:圧倒的面白さっ!!5

長期連載の様相になりつつあります。
1巻を読んだ時点では出落ち感が少しはありましたが、それは杞憂でした。
未だ面白さが持続しています。

ズレた大砲、海老谷には笑わされました。
全てがデフォルメの世界ですが、そこはかとなく現実に世界に寄り添っている所が面白い。
空気を読めずに違う方向に突っ走ってる海老谷。
こういう奴実際にもいますよね。

パフェを食いながら謝罪する海老谷。
「百歩譲って コーヒーゼリー・・・」と突っ込む トネガワ。
そこから怒涛のマルチビジネス勧誘からの
秀逸なオチ。

拘置所内にも関わらずグラサン姿描写に腹筋が崩壊しました。


カツ丼の話も最高でした。
頼むなっ!
その図体で・・・・
レディースサイズ・・・・・!


カイジの本編の方を知っておいたほうが良いですが、
こっちから本編を読んでもトネガワの悲哀を知ることが出来て良いかもしれません。

《関連記事》

『中間管理録トネガワ 1巻』:本編より面白いかも










人気ブログランキングへ
 
プロフィール

westerliesman

ギャラリー
  • 『ハドソン川の奇跡』:面白かったけど・・・
  • 『ラーメン大好き小泉さん 1〜3巻』
  • 『恋は雨上がりのように 5巻』
  • 式場見学に行きました(その2)
  • 式場見学に行きました(その2)
  • 式場見学に行きました(その2)
  • 式場見学に行きました(その1)
  • 式場見学に行きました(その1)
  • 式場見学に行きました(その1)
記事検索
Ranking